自動車学校も・・・
田園調布駅前で見かけてしまったこのありさま

2005年6月28日、期せずして再び田園調布駅前で東急自動車学校の送迎バスに遭遇。
駅は東急東横線が地下に入り、大きく変わった。 駅前の横断歩道付近は車が止まりにくいように改造されている。
送迎バスは駅手前の横断歩道(交番の目の前、)に車体の一部が乗る状態でお客さんを降ろしている。 この横断歩道上は駅前ロータリーに入ってくる側道との交差点内でもある。
法規の遵守を教える自動車学校がこの有様でよいのであろうか?

 運転手は私のカメラに気付いた。 しかし、「まずいところを見られた」という表情は全く感じられなかった。 「変なやつだな、こんなところで写真を撮って・・」という表情、おそらく自分の停車違反、そして横断歩行者への危険などには配慮がいっていないのであろう。

2000年7月27日1800過ぎ

東急田園調布駅前で採取

東急自動車学校の
送迎バス(田園調布線 武蔵工大、多摩川園経由  車種:トヨタ コースターXL マイクロバス 車両番号: 品川22 さ 52-23 電話 03-3700-9551バス後ろに記載)

 よくも恥じも感じずにこのようなことができるものだ。

 自動車学校のお客様への最大のサービス、駅入り口に一番近い横断歩道の上に送迎バスを止めている。 学校ではきびしく法規を教え、送迎バスで 現実と法規とは違うのですよと実地指導しているのだろうか。

 試験と取締りは世界最高水準の厳しさ、現実は無法地帯の日本。 このままではいけない。

 私の仕事場に武蔵工大卒、この東急自動車学校で運転免許を取ったものがいる。 彼もこの送迎バスを利用していたそうである。 その当時(3年以上前)も毎回この場所で降ろしてもらっていたそうである。 たまたま7月27日にうっかりした ということではなさそうである。 このロータリーの反対側には交番があるがこのような状態を是正しなければならないという意識はないのであろう。

 運転は常に頭脳を使う高度な所作のはずである。 現状を把握し、危険を予測し、関係する法令を反芻する、同時進行で頭脳を使わなければならない。 上の例のように頭脳を使うことを放棄したような運転しかできない人間にも大型運転免許までも与えてしまう試験制度にも問題がある。


 東急自動車学校には早速改善を申し入れた。28日0945頃

   まず法規についてたずねた。
     横断歩道の手前は何メートルが駐車禁止でしょうか?
     5メートルです
    それでは横断歩道の上は?
    駐停車禁止です。
    上記の事実を話し、改善を求めた。
対応は概して悪くなく、「再びこのようなことがないよう、直ちに注意をします」 とのこと。 このページのことも伝えて、必要であればe-mailにて連絡をもらうこととした。 e-mailのやりとりも必要に応じて公開いたします。


 その後田園調布駅前は一新されてこの場所では車を止めにくくなっている。 私が丁度居合わせたときに何回か東急自動車学校の送迎バスを見かけた。 少し手前に止めるようにはなったが、今度は交差点(複数の道路が交差する面)の中で生徒を降ろしている。 時が過ぎれば忘れるのであろうか、自動車学校こそ厳格に規則を守って生徒に手本を見せるべきではないであろうか。 「交差点の中は駐停車禁止ですから、少し手前に止めます」とアナウンスすればなおさら良い教育になるはずである。

2001年8月29日 横須賀市の北久里浜駅前にて 横須賀ドライビングスクール の送迎バスが 交差点の中かつ横断歩道の直前 にて教習生を降車させるのを目撃。 私も運転中であったため写真を撮る余裕は無かった。 このように、多くの教習所では、「教える法令と実際とは違うんだよ、試験が終わったらば法令は忘れてもよいのだ」と生徒に示しているのであろう。
 横断歩道の直前、あるいは交差点の中に車を止める、という行為が時には重大な結果を招く恐れを秘めたことである。 法令に定められているかいないかにかかわらず理解できてしかるべきことだと思う。

2002年4月2日1900頃だった、横須賀市の久里浜駅近くにていちごのマークの横須賀ドライビングスクールの送迎バス(トヨエースと思われる)信号が黄色になると加速して、赤になるぎりぎりで信号を突破。 後続車両は無かったので追突される危険を回避したわけでもなかった。
自動車学校の看板を背負って走る車で このような運転ができるその感覚にはあきれたものである。

2005年9月22日、1550頃 横浜市金沢区のいわゆる泥亀新道で見かけた。 南横浜自動車学校の送迎バス。 車体は横断歩道の上、一部交差点の中に掛かっている状態で停車して生徒を降ろしている。 ここに記している事例は私が見かけたうちのほんの一部。
自動車学校までもがこれほど無感覚になっているこの実情に、自動車学校関係者はもちろん監督官庁は何と答えるのであろうか?


本文の内容は私が実際に認知した事実であり、良心にしたがって記すものである。

 

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