掛け声でなく 説明を

下の広告はANA機内誌で見つけた。
「事故は瞬間、ベルトは習慣」などと言っても聞き流されるだけ、 このような啓蒙広告の意義は大きい。
まれに見る良い広告なので、少々画像が大きいが、文字も読めるようにした。

 安全ベルトが必要である意味付けを正確・端的 に伝えている。 「万一の際、人の力だけでは子供を支えきれません」 「後部座席だからといって事故の衝撃は弱くなりません」 という説明は標語などでは伝わってこない。 きちんとした説明必要なのだ。 それでも装着しない人は怪我をしても死亡しても自己責任であろう。 その場合加害者側の責任減免・保険の給付が減る程度のことはあってもよいと思うのだが・・・

 この例のように 理由付けをきちんとしたキャンペーンは非常に稀だと感じる。 社団法人 日本自動車工業会の中にはJAFや行政よりも論理的思考ができる人材が居るようだ。
日本自動車工業会の
安全運転講座 も覗く価値がある。
情緒的心情から、交通安全パレードをしたり、標語をそこらじゅうに掲示したりする非論理性、むだに目覚めるべきである。

名古屋の地下鉄車内で見かけたポスター。 「シートベルトをしていないと致死率は約10倍」という説明があるのも良い。 模式的図で的確に表現しているのも良い。 意味にもならないような標語(最も笑えたのは「シカと締めたかシートベルト」と鹿がベルトをつけた絵 愛媛県松山市で)よりもよほど訴えるものがある。

これも 社団法人 日本自動車工業会の名前が入っている。 この団体には行政よりもはるかに真剣に考える人材がいるように見受ける。     Mai.06


 

 画像・文章はより適切なものが採集できれば入れ替えます。

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