技術開発には熱心
意識は最低


 安全のために技術を応用することは決して悪いことではない。

しかし、日本の技術偏重は目に余る。 技術は人間の弱い部分を補う手段であって、それが中心になっていはいけない。

 ヨーロッパでは、日本の高速道路のように、状況に応じて速度の規制が変わったり、落下物が何km先にあるとか、故障車が止まっているとかの表示など一切無い。そのような表示板もない。 それでも法定速度は日本より速いか無制限(ドイツ、推奨130Km/h)なのだ。
日本の現状はあまりにも技術偏重だと感じる。

 どこに注意力を向けるべきであるか、何が危険であるかを啓蒙することが中心になるべき安全対策が違う方向に向いているように感じる。

 黄色信号で加速し、横断歩道では歩行者が車が途切れるのを待つのが当たり前の社会を変えることの方がよほど大切なことである。

 

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