ADAC ドイツ自動車連盟 (未完) 日本のJAFに相当するADAC(Allgemeiner Deutscher Automobil-Club) 。 その行動力は全国にまたがる救急ヘリコプター網の整備などで日本でも知られるようになった。
会員誌を見るとその的確で痛烈な批判、論理的安全の分析と啓蒙、はJAFの及ぶところではない。
行政の不手際、標識の不適切な設置などを検証して全く歯に衣を着せない批判を行う。
今回のADACテストはディーラ整備工場以外に車を預けることについて重点を置いたテストであった。
そのため70台もの車をテストに出している。 当然整備工場の数も多い。 普段のADACテストでは整備工場の名称と所在地電話番号のみならず、工場の写真まで掲載されている。 そして、得点が低い整備工場の名をあげて「整備に出す意味が全くない」と公表することもまれではない。今回のADACテストでも 不可の判定が出た8箇所の自動車整備工場のうち アウグスブルグの日産ディーラー工場 Autohaus Volkなどは 「整備に出す価値がない」と判定される部類であろう。 ここは冷却液を補充した他は何もしていない、その上お客に問い合わせることなく燃料添加剤を入れたために3点減点されている。
Mercedes Benzのを扱ったベルリンの一般工場 Autoservice Tschuschke は電話連絡先を聞いたことと、納期限を守ったことで15点獲得しているが、これが全て。 整備は0、「整備に出す価値がない」と指摘されて当然である。
ADACは普段のADACテストでは整備工場の釈明も掲載している。 数が多いせいか今回は載せていない。
日本では何故か名前を出すことに非常に抵抗感があるようである。 営業妨害などということを言う人もいる。
仕事としてお客の依頼を受けて車を預かるからには、信頼に応える内容の作業をするのは当然であろう。 代価もお客から受け取るのである。
低い点を公表されて営業妨害などと言うのはお門違いもはなはだしい。 ろくでもない整備をされた車を使わなければならないオーナーに同情するのなら納得できる。タクシー後部座席の実態 に時に実名を出すことに抵抗を感じる読者も多いようである。
掲示板に「刺されるなよ!」と書かれたこともある。
職業運転手がお客を運ぶ時に安全ベルトを着用せずに平気で居られる、そのような安全感覚で運転されてはかなわないのはお客の方である。
会社名、運転手名を明示して私の タクシー後部座席の実態 のページに記している。 安全とは何かを主張するのであれば中途半端ではいけない、A社のB運転手などと言っていてはまるで主張にならないのだ。JAFがなぜADACテストのような、自動車オーナーの助けになることをしないのか? 日本ではJAFこそ最も適格な団体ではないのではないか。
「シートベルトを使いましょう」などとお題目を唱えているより、抜き打ち検査をして、タクシー会社毎に安全ベルトの準備率を公表する方がよほど実効がある。
タクシー後部座席の実態 を私一人で記録しているなどということは本当は馬鹿げているし、そもそも私がなぜそんなことをすることになるのか ・ ・ 単にお役所やしかるべき団体がだらしがないからである。
自動車に限らずいろいろな職種の仕事を 隠しカメラで記録して社名や作業者の名前も含めてテレビで公表している番組は、少なくともアメリカ、オーストラリアにはある。 結構人気のある番組であるとか。 ハウスクリーニング中に窃盗を働いているところをビィデオに収録され、それが証拠となって逮捕された例は日本でも放映された。
商品テストには積極的な日本では何故か仕事の内容にメスを入れる記事や番組には出会わない。 不思議である。
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